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菊の紋章
                  1.三笠公園-16D 1303qt
                  写真1
                     2.靖国神社-02D 0705q
                     写真2
外国旅行をする日本人は平成30年(2018年)千九百万人に増えましたが、彼らが所持するパスポートの表紙には菊の紋章が付いています。

パスポートは日本人であることを証明するものですから、菊は日本国の国花だと思いましたら、菊か櫻かは公式には決めていないのです。菊の紋章は皇室の紋章ですが、天皇陛下は日本国民の象徴ですから、菊が日本国を表す紋章になったのです。

菊は唐の時代に薬草として日本に持込まれたので、菊の花は梅や桜のように古くは注目されませんでした。鎌倉時代になって、当時の天皇が菊の花を深く愛したことにより、菊が天皇家の紋章に取り上げられたと言われます。

水戸黄門のドラマで格さんが悪人どもに「この紋所が目に入らぬか!」と掲げる印籠には葵(あおい)の紋が付いています。葵は徳川家の紋章ですから、幕府は自由に使うことを禁じました。その代わり、菊の紋章は天皇家のものでしたから、徳川時代その使用は自由でした。

そのため、江戸時代には和菓子や仏具にも菊花紋が使われたそうです。しかし、明治維新で徳川幕府が崩壊し、天皇が政治の実権を握ると、菊は国家の威信を示すシンボルとして復活します。

そして明治時代に入ると、皇族以外の者が菊花紋を勝手に使うことは禁止されました。そして菊の紋章は国家権力に関係する書類、器物、施設などに表示されることになりました。

その代表的な例が軍艦の船首に取り付けられた菊の紋章です。横須賀港に係留されている日露戦争時の旗艦三笠の船首にも、第二次世界大戦の戦艦大和にも菊の紋章が付けられました。また、外国にある日本大使館の玄関にも菊の紋章が付いています。
(写真1)

しかし、戦後は菊の紋章の使用制限はなくなりましたので、国務を預かる国会議員も菊のバッジを付けています。国家のシンボルとして重みがある菊の紋章に魅力を感じるからでしょう。

国家・国民を守るために命を落とした兵士達を祀る靖国神社の扉にも大きな菊の紋章が付いています。一際大きく、鮮やかな金色の菊の紋章でした。
(写真2)
(以上)
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【2019/08/14 16:42】 | 文化 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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