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上空から見た富士山
富士山-03P 96c

上空から見た富士山

                富士山-06P 93t

              高く聳える富士山

                                   富士山-03P 86tc

                              あけぼのの富士山

霊峰富士は、日本人の信仰の山です。憧れの山です。誇りの山です。信仰と憧れと誇りを以て、詩人は富士山を歌に詠み、画家は富士山を描き、写真家は富士山に向けてシャッターを切りました。

富士山の写真と言えば、戦前から富士山を撮影した有名な写真家に岡田紅陽がいます。富士山を恋人と見立ててあらゆる角度から美しい富士山を撮りました。今でも、富士山を撮り続けるプロ、アマの写真家は沢山います。何しろ富士写真家連名なる組織もある程ですから。

富士山の人気は、富士山が均整のとれた独立峰であり、日本の最高峰であることです。地上から見上げる富士山の美しさは誰でも知っています。しかし、飛行機で空から見下ろす富士山は不思議な感じがします。

この頃は、空中撮影した山岳写真は沢山ありますので、山は見上げるものではなく、上から見下ろす写真を見て感激すること屡々です。しかし、それが富士山についてだけは、見下ろすと不思議な感覚を持ちます。

機械文明が生んだ飛行機が伝統的な美を壊しているなどと言いませんが、富士山を見下ろすという行為は、何か見てはいけないものを見てしまったと言う不思議な感覚を持たすのです。私たち日本人が昔から抱いていた富士山に対する畏敬の念に逆らうように思うのです。

夏目漱石は、ロンドンに留学したとき、轟音をたてて走る蒸気機関車に嫌悪感を抱いた様子を、故国への手紙に書いています。アポロ計画でアメリカの有人宇宙飛行士が月面着陸したとき、人類が月に対して抱いていた感情が変わったと嘆いた人々がいました。

先端技術が人間と自然の関係を変えることは避けられません。機械文明は既存の自然を破壊しながら、機械文明を含んだ新しい自然を造っていることも事実です。農耕文明が狩猟文明の自然を変え、工業文明が農業文明の自然を変えたのは必然でした。

それでも、私は空から見下ろす富士山よりも、青空に高く聳える富士山が好きです。大空の雲を背景に一人毅然として聳える富士山が好きです。
(以上)


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【2007/03/06 09:47】 | 写真論 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
素敵なブログですね。
私も初心者ですがブログやっています。

%randam%

裏技公開!
【2007/03/06 11:52】 URL | 安田みどり #-[ 編集] | page top↑
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