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落書きに芸術性は求められない
1.壁の落書き-14D 0812q
写真1

2.壁の落書き-54D 1608qr
写真2

3.壁の落書き-55D 1610qr
写真3

4.壁の落書き-28D 1105qt
写真4

5.壁の落書き-24D 1001qt
写真5

6.高田馬場ガード下:落書き-04D 1610qt
写真6

公共物の壁や電車などにスプレーやフェルトペンなどで落書きをする行為が最初に現れたのは、ニューヨーク市でした。最初は不思議さもあって非難の対象とはなりませんでしたが、その後、出来映えの良い落書きは、公共の場での前衛芸術などともてはやされました。所謂グラフィック・アートの登場です。

その先駆けは、ニューヨークの地下鉄の空白の広告板に描いて、通勤客の間で評判となったキース・ヘリングでした。もう一つ有名なグラフィック・アートはベルリンの壁の落書きで、イーストサイド・ギャラリーと呼ばれました。

しかし、ベルリンの壁の落書きは、東西に分裂したドイツの統合を願う政治的メッセージです。このベルリンの壁の一部は、米ソ冷戦の象徴的証拠として今も保存されているのであって、藝術的だからではありません。

芸術性という点から言うと、アフロ・アメリカンのヒップホップ・カルチュアーの一要素として、グラフィック・ライターが描いた繪で用いられて有名になった文字があります。文字幅を極端に広げて、うねるような曲線で書かれた文字です。
(写真1)

このストリート系アートのアルファベット文字で書かれた悪戯書きを東京の街でよく見かけますが、ヒップホップ・カルチュアーで用いた文字で書いたから藝術性が出るわけではありません。他人の器物の上に描いたり、非常識なのには公共の地図案内板の上に書いたりするのは犯罪です。
(写真2、3)

悪戯落書きを軽微な犯罪だと見なして、これを放置しておくと凶悪な犯罪を産む温床になるという「割れ窓理論」と言うのがあります。

建物の窓が一つ二つ割れているだけだと放置していると、建物の維持管理に誰も注意を払っていないと思われて、やがて他の窓も全て壊されてしまうと「割れ窓理論」は言います。秩序の破壊は些細なことから始まる、だから些細な秩序破壊も許してはいけないというのが、環境犯罪学でいう「割れ窓理論」です。

嘗て、ニューヨーク市の検事出身のジュリアーニ市長は、この「割れ窓理論」を採用して、それまで乱れていたニューヨークの秩序を取り戻し、犯罪発生率を劇的に引き下げたことで有名になりました。

そうは言っても、時たま思わず足を止めてしまう悪戯書きに出会うことがあります。消さないで欲しいと眺めてしまう悪戯書きもあります。ご同意いただけるか、その数点を掲げます。
(写真4、5、6)
(以上)
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【2016/10/13 17:12】 | 芸術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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