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ピンホールカメラの人気

写真が日本に入ってきた頃、写真撮影には特別の技術が必要でした。ですから当時は写真を撮影できる人は、それだけで尊敬され有名人になれました。

しかし、その後の写真機とフィルムの素晴らしい進歩のお陰で、今では誰でも写真機のシャッターを押せば、一応の写真が撮れるようになりました。バカチョン・カメラという言葉がそれを象徴しています。

それなのに、何故か今、ピンホールカメラに静かな人気が起きていると新聞(日経流通新聞 07.02.19)は伝えています。ピンホールカメラはカメラの原型です。箱に小さな穴を開けて、その反対側に感光する印画紙などを置くと、外界の光が小さな穴を通って印画紙上に象を結んで感光するという原理です。

子供の頃、朝起きて雨戸の節穴から朝日が入り、障子に庭の木々が逆さまに写っているのを発見したときは驚きでした。その時、私は知らずにピンホールカメラの中に入っていたのです。雨戸の節穴は不規則で大きいものでしたから、障子に写った映像は歪んでかすれていました。

昔、ベスト版というカメラがありましたが、レンズは二枚だけでしたから映像はシャープではありませんでした。でも、その写真機で撮った写真は、ほんわかした雰囲気のあるもので、今でもそれを愛する人達はいます。

今売り出されているピンホールカメラはかなり精緻に作られているそうで、写された映像は十分満足できるとのことです。そして昔、ベスタンレンズで写した写真のように、ほんわかしたボケがあるようです。

現在のピンホールカメラへの人気は、余りに電子化し精緻になったカメラに人間の情感がついて行けなくなった証かもしれません。
(以上)


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【2007/03/02 12:13】 | 写真論 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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