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江戸城 石垣の細部に宿る美
1.石垣部分-07P 92t
写真1
2.石垣部分-09P 96t
写真2
3.皇居の石垣:部分(梅林櫓石垣)-03D 0901q
写真3
4.皇居の石垣:部分(梅林櫓石垣)-02D 0901q
写真4
5.石垣部分-17P 96t
写真5
6.石垣部分-10P 97t
写真6
7.石垣部分-12P 97t
写真7
8.石垣部分-01P 96t
写真8
9.モンタージュ:梅-02P 92t
写真9
10.雪:石垣-05P 96t
写真10

江戸城の遺構の殆どは石垣です。近づいて石垣の細部を観察すると、細部に宿る美を発見します。構築物を全体として剛健に見えた石垣が、つぶさに観察すると、ふくよかで優しく見えてきます。
(写真1、2)

そのふくよかな石垣の表面は、滑らかで肌理(きめ)細やかです。そのような石垣は何ヶ所もありますが、置かれた場所により色彩が変わり、その表情は豊かです。
(写真3、4)

表面が磨かれていない石垣もありますが、そのザラザラした手触り感のある石垣は、斜光線の具合で表面に、ほのかな深みが生まれて、独特の美しさが現れます。真四角な石が整然と積まれたものも、大小の色違いの石が不規則に積まれたものも、それぞれに風情があります。
(写真5、6、7)

石垣には人工的に完成された美もありますが、一度火災で焼けただれたけれども、時が経過して表面は紋様と化して、意外な美に転じたものもあります。それは明暦の大火で表面が破壊された天守台の石垣です。それらの一部は、恰も石垣に紋様を描いたかのよう残されました。
(写真8)

石垣に影を投影すると、一瞬、石垣の凹凸が逆になって見えることがあります。これは輪郭線を境として実物の境界線(実像)と空白部の境界線(虚像)が逆転して見える、目の錯覚現象ですが、ここに掲げた写真では実像と虚像が同一の場所で転換しました。その結果、それは裏側から石垣を透視したかのような、不思議な視覚を経験します。
(写真9)

雪景色の石垣には、雪の付着の具合で、思わぬモノトーンの造形を発見します。それは影絵を見るような、石垣の幻想的な姿です。
(差品10)

江戸城の石垣は、風景の中で構築物を全体として眺めても美しいですが、近づいて細かな造りや表情を眺めると、美は細部に宿るとは、このことかと納得するのです。
(以上)
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【2016/04/19 16:39】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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