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江戸城 天守台の美 その三
1.石垣-22P 96
写真1
2.石垣-23P 96
写真2
3.石垣-12P 96
写真3
4.石垣-13P 96
写真4
5.石垣-33P 96
写真5
6.石垣-19P 90r
写真6
7.石垣-35P 96
写真7

現在の天守台には、最上段の隅に松の木が一本植えられており、天守台正面の中段の左側に桜の木が一本植えられております。戦後のある時期まで中段の右側にも木が一本植えてありました。

江戸時代に中段の左右に何の木が植えられていたか分かりませんが、現在のように天守閣のない石塁だけの天守台にとっては、中段の桜の木の存在は、天守台の堅さを和らげて、季節感を与える貴重な存在です。

最上段の松の木は常緑樹ですから季節による変化はありませんが、中段の一本の桜の木は、季節の変化に応じて天守台という舞台を演出してくれます。無言の石塁が一本の桜の木でお化粧直しをする様子を眺めて下さい。

桜のつぼみの膨らむ早春の頃、、石垣はやや霞む空気に包まれて、柔らかに見えます。(写真1)

満開の桜の花が満開になると、桜の花の白さで中段の暗い石積みは天守台の光景を引き締めます。(写真2)

桜の花が終わり桜の木に薄緑の葉が芽生えます。その薄緑色は石塁の堅さを和らげます。(写真3)

夏になると桜の葉は薄緑から濃緑に変わり上段の白い石垣を隠します。中段の暗い石積みは上段の濃い緑の塊と一体となって、天守台に重厚さ与えます。(写真4)

秋が来て桜の葉は桜紅葉に変わります。中段は派手やかさを取り戻して、石塁の白と黒に明るい調和を与えます。(写真5)

桜紅葉がすべて落ちて秋が深まると空気が白くなります。空気が白くなれば下段の白い石垣も上段の白い石垣も冴えてきます。(写真6)

冬に雪が降ると、下段と中段の上に積もった雪面は三層の石垣を截然と仕切って見せます。桜の幹に積もった雪も桜を浮かび上がらせます。雪の日は天守台が立体的に見える日です。(写真7)
(以上)
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【2016/02/16 14:31】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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