FC2ブログ
街の抽象画か、単なる落書きか
1.壁の落書き:幾何学-23D 1512q
写真1 曲線と円で幾何学形態の非対象性絵画はロシア構成主義を思わせる。
2.壁の落書き:幾何学-25D 1512q
写真2 直線だけの組み合わせはオランダのモンドリアンの十八番
3.壁の落書き:幾何学-35D 1512q
写真3 繪の上部に草の影が入ったのはご愛敬
4.壁の落書き:幾何学-11D 1512qc
写真4 コンクリート壁の割れ目も抽象画の一部
5.壁の落書き:幾何学-21D 1512q
写真5 遠近感を出してダイナミックな抽象画になる。
6.壁の落書き:幾何学-40D 1512q
写真6 壁画の前は細い小道なので、全貌を見るにはこのようになる。

街なかの落書きは人々の嫌われものです。何故なら落書きという小さな犯罪を放置しておくと、多少の悪事は咎められないとの空気を生み、犯罪の増加に繋がるという「割れ窓理論」があるからです。

「割れ窓理論」の応用例として、嘗てニューヨークのジュリアーニ市長が、地下鉄の落書きを徹底的に消した結果、数年後には市内の兇悪犯罪が激減したという事実は有名な話です。

しかし、この「割れ窓理論」の前提は、落書きが割れた窓のように不完全なもの、無秩序なものという場合です。落書きではありますが、人々の美的感情を喚起するするものであれば、パブリック・アートと同じ効果があり、害毒どころか逆に社会を明るくします。

ここに掲げた写真は、都内を走るバスの中から見つけた落書きです。走るバスの車窓から見る度に気になっていましたので、一度、バスを途中下車してじゅっくり眺め、写真を撮りました。

コンクリートの壁に、どぎつい色彩のペンキで描かれた、曲線と直線を組み合わせた、一見モダンな抽象画です。落書きですから、どなたが描いたのか分かりませんが、描くのに結構時間が掛かったでしょうから、描いた人は誰か、見たひとはいるでしょうが、立派な落書きなので止めはしなかったでしょう。

この落書きを撮影している男を不思議に思ったのでしょう。撮影中に若い女性が横を通り過ぎたと思いましたら引き返してきて、「何を撮っているのですか?」と聞かれました。

「ご覧と通り、これは綺麗で力強い抽象画ですよ。」と答えると、それには異を唱えませんでしたが、不思議そうに「何に使うのですか?」と問われました。

その答えがこのブログです。ご覧になってみて、やはり抽象画ではなくて、落書きでしょうか?
(以上)
スポンサーサイト



【2015/12/11 12:48】 | 芸術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<日本には初詣という宗教がある | ホーム | 繁華街を走る広告塔トラックは公害車>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://wakowphoto.blog61.fc2.com/tb.php/713-540ec633
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |