FC2ブログ
猫と犬の飼育は実用に始まり愛玩に終わる
                    犬-02D 05

                    犬-05P 96t

                    猫-02P 94t

                      猫-03P 91t

現在は猫と犬はペットとして飼われていますが、昔は愛玩動物ではなく人間のために有用な仕事をしてくれる動物として飼われていました。

古代エジプトでは倉庫の穀物を鼠から守るため飼われた記録があります。古代エジプトでは猫は豊饒の神様として崇められ、崇拝の対象としての猫の彫像も発掘されています。これもその元を質せば穀類を守る神様だったからです。

また地中海の貿易船では鼠から食料の穀類を守るため必ず猫を乗せていました。日本は猫を中国から持ち込みましたが、その目的は同じく鼠駆除のためでした。最近(戦前)でも生糸を作る養蚕農家では必ず数匹の猫を飼っていました。蚕(かいこ)が鼠に食われないためです。

犬も人間のために有用な仕事をさせる為に飼いました。狩人が獲物を発見し追い出し、射る手伝いをさせました。牧羊では牧場で羊を管理する仕事や、羊を狼から守る役目を与えました。

犬は人になついて飼い主を主人だと認めますが、猫は己が欲するままに振る舞う利己的な性質です。そこで、犬は人に馴染み、猫は家に馴染むと言います。

犬は群れをなす性格なので、人間を仲間と認めて人なつこいのだと言います。猫は単独で行動する動物だから自己中心的に振る舞うのだと言います。その所為で猫が実用的に使える分野は限られていますが、犬はいろいろな分野で広く使えます。現代社会では、狩猟や牧畜だけに限らず、人命救助犬、麻薬捜査犬、盲導犬として人間以上の働きをします。

愛玩用動物として猫が飼われたのは日本が一番早いようです。平安時代には猫がペットとして飼われた記録があるそうです。日本人が動物を人間の友達とみる感覚は、欧米人や中国人よりも早くから発達していたようです。

現代人の家族生活は集団から戸別に向かい、孤立化が進んでいます。そして高齢化は孤独化に繋がります。そのため、心の癒やしを求めてペットを飼う人が増えています。愛玩動物として飼われる猫や犬は、心を癒やすのに欠かせない存在になっています。

心を癒やす働きは、従来の実用の働きと違う、高度な働きです。それは物質的な関係から精神的な関係に変わってきたのです。更に云えば、使う立場と使われる立場であった関係が、対等になったということです。心を通わせて和むことは、人間にも動物にも同じ効用があります。

そうだとすると、犬と猫が実用から愛玩用になったというのは間違いで、犬と猫は人間の友となったと言うべきでしょう。
(以上)
スポンサーサイト



【2014/07/01 16:06】 | 写真論 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<入谷鬼子母神の朝顔市 | ホーム | エレベーターとエスカレーターはホモ・サピエンスの良き友>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://wakowphoto.blog61.fc2.com/tb.php/639-9d427943
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |