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節分の豆撒き 今は昔
                     1.増上寺:節分豆撒き-04D 0702qt
                     写真1 芝増上寺                      
                     2.増上寺:節分豆撒き-06D 0702qr
                     写真2 芝増上寺
                     3.増上寺:節分豆撒き-15D 0702qt
                     写真3 芝増上寺
                     4.神田明神:節分祭-03P 04rc
                      写真4 神田明神

節分の日とは季節を分ける日という意味です。季節は春夏秋冬の四季がありますから、節分の日は年に4回あってもよいのですが、何故か立春の前日だけが節分として祝われています。

戦前の家庭では、玄関、台所、便所の戸口に柊(ひいらぎ)の枝に鰯の頭を刺したものを飾り、夕方になるとこの飾りのある場所で「鬼は外、福は内」と唱えて、家人が豆を撒いてお祓いをしました。それは目には見えない禍をなすものを遠ざけるという、真剣な気持ちで行われたものです。

そのことは、節分の行事の淵源が、平安時代初期から大晦日に宮中で行われていた「鬼遣らい」の年中行事にあることで理解できます。「鬼は外、福は内」の呪文は、邪鬼を祓うことに力点があり、新年の初詣に厄除け祈願が盛んなことにも通じるものがあります。

しかし、今では鰯の頭を飾り付けて神妙な気持ちで鬼遣らいの豆撒きをする習慣は、家庭からはすっかり消えました。家庭での節分の豆撒きは、父親に鬼の面をかぶらせて、子供が豆を投げつける遊技になりました。嘗て節分の豆撒きが持っていた畏怖の念や神妙さはかけらもありません。

多くの人たちは家庭で節分の豆撒きをする代わりに、寺や神社で行われる豆撒き大会に参加します。どこの寺社も節分の豆撒き行事には大勢の人が集まります。関東では、力士が豆撒きする成田山新勝寺が有名です。その他の寺社でも、歌舞伎俳優や芸能人に豆撒きをやらせて、節分の「鬼遣らい」は賑やかに行われます。(写真1、2)

寺社で撒かれた豆を食べると厄払いの霊験があると信じているのでしょう。御利益に預かりたいのは善男善女の常ですから、手を掲げ、帽子や紙袋を広げて撒かれる豆を競って受け取ろうとします。嘗ては夕暮れ時に夫々の家で、静かに祈りを込めて行われていた豆撒きの行事も、今では真昼に賑やかに行われるエンターテインメントになりました。(写真3、4)
(以上) 
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【2014/02/04 14:27】 | 文化 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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