FC2ブログ
ススキは水辺がよく似合う
1.すすき-05PAt
写真1
               2.すすき-07P 89t
               写真2
                              3.すすき-04P 89t
                              写真3
4.中川-20D 1202qt
写真4
               5.すすきと川-01P 89t
               写真5
                              6.すすき-10P 92t
                              写真6

大正時代に流行った、野口雨情作詞、中山晋平作曲の船頭小唄は「おれは河原の枯れすすき おなじお前も枯れすすき どうせ二人はこの世では 花の咲かない枯れすすき」と歌います。

ススキはイネ科の代表のひとつで川や沼の近傍に生えますが、河原のような荒れ地にも繁殖する強い植物です。船頭小唄では頼りなく寂しげな草に喩えられていますが、実は荒れ地を最初に開拓する強靱な草なのです。

河原に吹く強風の中で、白い穂をなびかせるススキは、強靱な本性を顕して豪快に波打ちます。殆ど寝るように押さえ込まれても、風の勢いが弱まればムックと起き上がり、この河原は俺たちの住み家だと背伸びします。(写真1)

しかし、枯れたススキは繊細な表情を見せます。穂を並べて水辺にかがみ込む、山の稜線のようなススキのラインは、音楽のトリルのように震えて見えます。足元を水中に没して佇むススキは、孤独で悲しげです。夕暮れの凪いだ湖面は、ススキによって更に静かになります。(写真2、3)

そのススキに近づいて見ると、水面のさざ波を背景にして、ススキの穂はこちらに顔寄せて暖かく語りかけてきます。ススキは優しく暖かい草です。(写真4)

流れに沿って行儀良く並んだ小川のススキは、三段のひな壇のようです。くねる小川の土手に生えたススキは、流れの襟巻きのように小川をくるみます。ススキは風景の巧みな演出家です。
(写真5、6)

こうして見るとススキは水辺がよく似合うのです。
(以上)
スポンサーサイト



【2013/11/19 22:06】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<多様に姿態を変えるススキ | ホーム | 夕陽はススキを奏でる名演奏家>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://wakowphoto.blog61.fc2.com/tb.php/599-9eff959d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |