FC2ブログ
夕陽はススキを奏でる名演奏家
                       1.すすき-01P 83tnext
                       写真1
                     2.すすき-01Pt
                     写真2
                     3.すすき-12P 89t
                     写真3
                       4.すすき-19P 89t
                       写真4
                     5.すすき野-12P 89t
                     写真5

ススキ野が最も映えるのは夕陽を浴びたときです。ススキの穂は光を捉える名人ですから、晴れた日なら自然の中でススキは何時でも目立ちますし、夕方になると最高の輝き見せるのです。

ヨセミテ渓谷の美を世界に知らしめた写真家、アンセル・アダムスは、主としてモノクロ写真で作品を発表していますが、彼は写真を音楽に喩えて、フィルムのネガは楽譜であり、それをプリントする行為は演奏であると述べています。

彼が言わんとしたのは、優れたネガを生かすのはプリントであり、プリントされて写真は完成すると言うことです。撮影した写真家が自らプリントした写真に、その写真家がサインした「オリジナルプリント」が高い値段で売買されるのも、プリント即ち演奏に価値があるからです。

アンセル・アダムスの比喩にあやかれば、夕陽はススキ野を奏でる名演奏家です。地平線に沈む太陽光線は、横からススキの穂と茎を浮かび上がらせます。赤みを帯びた夕陽は、白いススキの穂を鮮やかな金色に変えます。(写真1、2)

ススキ野に凹凸のリズムがあれば、ススキの穂は、海原の押し寄せる波頭の白波のように輝き、メリディを奏でます。ススキ野に走る電線があれば、邪魔な筈の電線が光り輝き、ススキのメロディを伴奏するように見えます。(写真3、4)

夕陽が落ちて残照が空を照らすと、ローキーの野山の姿が消えて、ハイキーススキの穂だけが浮かび上がり、幻想的でロマンティクな風景が生まれます。(写真5)

誠に夕陽はススキを奏でる名演奏家です。
(以上)
スポンサーサイト



【2013/11/10 12:22】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ススキは水辺がよく似合う | ホーム | ハチャトゥリアン生誕百十周年記念コンサートを聴いて>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://wakowphoto.blog61.fc2.com/tb.php/596-6092224c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |