FC2ブログ
風鈴の音色を楽しむ風流
             2.川崎大師-20D 0907qt
             写真1 金属製の風鈴 
                         1.川崎大師-19D 0907q
                         写真2 江戸風鈴
                  4.川崎大師-14D 0907qt
                  写真3 不思議な形の風鈴
                       
                          3.川崎大師-15D 0907qt
                          写真4 モダンな嘉あっちの風鈴

日本人は虫の鳴き声を聞いて楽しむ風流を持っていますが、これは世界でも珍しいもののようです。外国人には鈴虫も松虫もコオロギも鳴き声は同じように聞こえて、雑音に過ぎないそうです。

日本人が夏に軒先に風鈴(ふうりん)を吊り下げて、風が吹くと鳴る風鈴の音色を楽しむのも、虫の鳴き声を愛でる風流と同じ感性です。

中国にも家の軒下に吊り下げて風で鳴らす風鐸(ふうたく)というものがあります。しかし風鐸は邪気を払うのが目的で、音を聞くためではありませんから風流とは無縁です。

日本の風鈴の歴史は古く、既に鎌倉時代にその記録があるそうです。しかし広く愛好されたのは江戸時代だと云われます。

この間、我が家の省エネ法を紹介するラジオ番組で、夜は冷房をかけずに窓を開け放して、軒下に吊るした風鈴の音(ね)を聞くのが一番よいと言う人が居ました。

そこで、江戸の夏も暑かったのだな、夜は風鈴の音で涼をとったのかと早合点しましたが、江戸時代の人に省エネの発想はありませんから、それは現代人の思い込みだと知りました。

日本人は虫の鳴き声に悲しさや寂しさを感じますから、風鈴の音にも似たような感情を託したと思います。風鈴の音には色々の音色があります。あるものは心地よく、あるものは寂しげに聞こえます。

風鈴には材質や形状によって鳴る音色が異なります。銅、鉄などの金属製の風鈴は鋭く澄んだ音色です。陶磁器製の風鈴は、少しかすれた音色で柔らかく感じます。(写真1)

ガラス製の風鈴は、軽やかな澄んだ音色です。江戸風鈴といわれるのはガラス製の丸い風鈴で、見た目に涼しさもあります。見た目を重視する風鈴にはモダンなデザインの風鈴が数多くあります。(写真2、3、4)

夏の夜、風を音に変えて楽しむ風鈴は日本の風流として誇れるものですが、最近、マンションなどの集合住宅では風鈴の音が騒音公害として嫌われているそうです。ふと、風鈴を省エネに使っている人が苦情を受けないか心配になりました。

写真は、神奈川県の川崎大師で年に一回開催される「風鈴市」で見つけた風鈴の数々です。
(以上) 
 
スポンサーサイト



【2013/08/04 19:39】 | 文化 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<香水 匂いは「聞く」もの | ホーム | 簾とカーテン 日本人の生活空間感覚>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://wakowphoto.blog61.fc2.com/tb.php/584-7a0faee4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |