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梅雨の花 紫陽花
1.紫陽花-06P 86t
写真1
2.姫の沢あじさい-02P 90t
写真2
           3.あじさい-12D 1206q
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                                  写真8

花にはそれぞれ咲く季節があります。ですから季節を花で連想する人は多いでしょう。その意味で梅雨の季節を思い出す花と言えば、人は紫陽花(あじさい)を挙げるでしょう。

古来、日本人が愛した花は梅と桜でした。梅や桜を楽しむときは、晴れて爽やかな天気の日が好まれますが、紫陽花を鑑賞するときは、曇っていて小雨降るような日が相応しいのです。それは紫陽花の色彩が繊細で微妙な色合いに満ちているからです。こぬか雨降るなか紫陽花の花園を巡り歩くと心は静まります。(写真1、2)

南国に咲く花は強烈な太陽の光に映える原色のものが多いのですが、四季のある日本では、季節の変化に応じて色とりどりの中間色の花が咲きます。中でも紫陽花は高貴な色の紫色をベースにして、黄色、赤色、白色を混ぜた、赤紫から青紫に変わる微妙な諧調を示します。
(写真3、4)

紫陽花の色は、土壌に含まれる酸性度が高いと青色になり、酸性度が低いと桃色になる言われます。同じ土地でも青色と桃色が截然と分かれるわけではなく、また、同じ株から青色と桃色の花が咲いていることもあります。群生する紫陽花の花園は、それらの中間色が入り混じって変化に富みます。

この色彩表現の豊かさに加えて、紫陽花の花弁は他の花々の追随を許さないほど見事な造形美に満ちています。その造形美は、手毬り咲きと言われる、こんもりとした西洋紫陽花よりも、平たく咲く日本紫陽花に豊かに現れます。(写真5、6)

日本紫陽花の構造(花序と言う)は、中央に両性花、周囲に装飾花が並ぶ形になっています。花弁と呼ばれるものがこの装飾花でして、これは実は4枚の花弁状の萼片なのです。西洋紫陽花は花房全体が装飾花で覆われて両性花は見えません。(写真7、8)

この装飾花は昆虫を誘引するため発達したのですが、日本紫陽花の中央の両性花は雄しべ雌しべが不完全なので実を結ばないそうです。そうと分かると、紫陽花の微妙に変化する色合いも寂しさの表現なのかも知れません。
(以上)
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【2013/06/08 11:51】 | デザインする | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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