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ブランドと美人投票論
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世の中はブランド時代です。小物の装飾品から洋服、食品、レストラン、家屋、ホテル、学校、会社まで有名ブランドになりたがります。ひとたびブランド・イメージを確立すれば、値段が高くても気前よくお金を払って手に入れようとする人が沢山やってくるからです。

ブランドは、良い商品、良いサービスのイメージを伝えるシグナルです。イメージですから、必ずしも性能や機能を正確に伝えなくても宣伝効果はあがります。ブランド・イメージと商品やサービスの実体が異なる場合があっても、買う人々は余り気にしません。

しかし、人々はイメージを買って満足するのであって、商品の便利さ、美味しさ、住み心地、教育内容、収益力は気にしないと言えば、間違いになるでしょう。ブランド・イメージは、やはり実体の裏付けがあって持続するものです。

ところが商品やサービスによっては、必ずしも実体、即ち利用価値とは関係なくブランド・イメージが持続する商品やサービスがあります。その典型的なものが美しい宝石であり、デザインの良い装飾品です。これらは、人々の情感に訴えるものだからです。

実用的でもない、性能が良いわけでもない、値段が高いだけであるのに、ブランド・イメージだけで人気のある商品やサービスがあります。これこそブランド商品の中のブランド商品というべきで、それはお金持ちや有名人が好むというだけで一般の人々も競って買い求める商品です。

このことにいち早く気付いて、ブランド・ビジネスで成功したの人が、グッチ社のグッチオ・グッチでした。ロンドンの高級ホテルでボーイとして働いていたグッチオ少年は、そこに宿泊する王侯貴族の振る舞いを見て、彼らがステイタスを買っていることを知りました。

ステイタスを買うなら、商品やサービスの内容の善し悪しは問いません。買う動機に実用性が関係しないとなれば、実用的でない物ほどステイタスが純粋に表現できます。世間を見回すと、そのようなブランド商品がイメージだけで高く売られているのを知ります。

皮肉な人が言いました。皆が高級だと思えば高級になるのだと。多くの人々が「高級である」と考えるブランドは、丁度美人コンテストで優勝する美人のようなものだそうです。美人コンテストでは、自分の好む美人ではなく、多くの他人が「美人である」と見なす候補が優勝しますから。

経済学者ケインズは、学者でありながら株式投資でも大いに儲けたそうですが、彼は株式相場はこの美人投票論のようなものだと言っていました。
(以上)
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【2013/01/14 10:40】 | デザインする | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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