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桜の木の影
     1.皇居の濠端:千鳥ヶ淵-01D 1212qr
                    2.皇居の濠端:千鳥ヶ淵-04D 1212qr
                                   3.皇居の濠端:千鳥ヶ淵-05D 1212qr

落葉樹の美しさは、新緑の頃が最高ですが、秋の落葉の華やかさも捨てがたいです。しかし全ての葉を落とした冬の木立をわざわざ観賞に訪れる人は少ないです。

皇居の千鳥ヶ淵は、桜の名所で花の季節には人波で埋まりますが、冬は人気がなく静まりかえっています。晴れた日には濠の向こう側の土手の斜面に桜の木が影を落としています。

冬に葉を落として裸になった木立の多くは、しなやかな曲線美をあらわします。衣装を脱いだヌードの美しさとでも言ってよいでしょう。しかし、桜の幹はごつごつしていて、ヌード美には程遠い姿です。

しかし、その無骨な桜の幹でも、その影と合わせて見ると、不思議な魅力を感じます。音楽で言えば、伴奏つきで桜の樹幹を眺める感じです。横に伸びた樹幹と少しずれて地上に落ちた影と組み合わせると、追いかけ合う遁走曲を聞いているようです。

「かげ」には二つの意味があります。存在を隠す「陰」と顕す「影」です。夏の木蔭は太陽の熱と光を遮る隠す陰ですが、冬の木の影は木の姿形を顕す影です。時には影法師が実体を如実にあらわすことがあります。

満開の時は見えない千鳥ヶ淵の桜の本体は、こんな姿形かと暫く眺めていました。
(以上)
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【2013/01/07 11:12】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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