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葉っぱの群れに美を観る
                                   1.いろいろの葉-01D 1206q
                                   写真1
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                   3.ハゲイトウ-01D 1011q
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         4.ハゲイトウ-02D 1011q
         写真4
5.ハラン-02D 1206qt
写真5

草花というと花が主役で葉っぱは脇役です。脇役は主役の陰で目立たないものです。ですから余り話題になりません。

しかし、花が咲いていない時期に葉っぱを眺めると、葉っぱは誠に味わいのある姿なのが分かります。一枚一枚の葉っぱの形も面白いですが、群れをなした葉っぱの塊の姿は、複雑にして巧みな造形の成果です。

その造形の美を鑑賞するには、斜めや横からではなく、正面から或いは真上から見ることです。隙間無く重なり合う葉の相互関係は太陽の光を求めて競った結果ですが、その至る所に人間業ではない見事な美を見出します。形だけでなく色のグラデーションの組み合わせも味わいがあります。(写真1、2)

鋭角な形状と鮮やかな色彩で迫ってくる葉っぱの群れからは、観る者にある種の律動が伝わって来ます。黒ずんだ赤色の群れから黄色い花と緑の葉が覗くと、その律動は乱れて変動が始まり、見事な動的造形美を創り出しています。
(写真3,4)

そうかと思うと、一枚一枚の葉っぱは色も形も同じであって変化に乏しい葉っぱの塊ですが、全ての葉っぱが四方に向かって走っています。その姿は中心から溢れ出るエネルギーの律動を現しているようです。(写真5)

ありふれた草花の葉っぱを観ていて美とは何かと考えてみました。

美を哲学的に定義したカントは、美しいとは快感の一種であると云い、その快感は実用性とか利益などの打算から導かれる快感ではなく、純粋な観照から得られる快感だと云います。また、実用の目的から解放された、目的なき快感を人間に与えるのは自然であるともカントは云います。

芸術品は人工的なものですが、自然は存在そのものが美術品なのです。逆説的に云えば、人間が創り出す芸術は、自然に近づき、自然の性質を持つと、益々美しく見えるのです。
(以上)
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【2012/08/14 20:57】 | 芸術 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
ご訪問ありがとう
ご訪問有り難うございました。
コメントまで頂き恐縮です。
貴方様のブログ「耳を澄まして‥‥」http://mx9photo.blog.fc2.com/の写真はどれも素晴らしいです。
【2012/08/15 18:19】 URL | wakowphoto #-[ 編集] | page top↑
こんにちは。

初めてコメントをさせていただきます。
いつも写真から文章から
学ばせていただいております。

ありがとうございます。

【2012/08/15 11:20】 URL | 風の音 #hizljNKI[ 編集] | page top↑
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