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桜の不思議な魅力
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日本人が愛でる桜は、その美しさ故に「死」に結びつけられることがあります。

西行法師は「願はくは花の下にて春死なむ」と詠み、その通りになりましたし、近代作家梶井基次郎は「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」で始まる散文詩を書いて早世しました。

桜は、その花が余りに美しいにも拘わらず、その樹は大変醜いのです。この見事なまでの不釣り合いな姿を同時に眺めていると、不思議な魔力に取り憑かれるのかもしれません。

多くの人々は、桜の花に見とれてしまい、その樹幹を見ません。しかし、桜の樹幹から直接桜の花びらが咲いていることがあります。そこでは当然、花びらの可憐さと無骨な樹幹の肌が並んでいます。

このコントラストは、不思議な魔力というよりも、桜花の可愛さを訴えてきます。人々は、これをフランス語で花束を意味する言葉、桜のブーケと呼んでいます。

頭上に咲き乱れる桜は見上げねば見えませんが、桜のブーケは目の高さで、見て下さいと囁やいているようです。そのときには不思議に醜い樹幹の肌も力強く感じます。
(以上)

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【2012/04/20 20:55】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
そういえば桜は樹形も美しいとはいえませんね。花が咲いている時は気になりませんが。
【2012/04/21 01:49】 URL | andante #bhhZubZs[ 編集] | page top↑
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