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ユニバーサルデザイン  傍流から本流に

新聞紙上でしばしばユニバーサルデザインという言葉を見かけます。もともとはアメリカで身体障害者にも健常者と等しく使えるデザインの商品を提供しようとの運動でした(米のロナルド・メイス博士の提唱)。そのうち、ユニバーサルデザインの対象者は、高齢者、女性、弱者にまで広がりました。企業は、万人向けの商品やサービスを開発し、ユニバーサルデザインをセールスポイントにします。

最近では、国土交通省が観光地や住宅もユニバーサルデザイン(UD)に配慮すべきだと動き出しました。バリアーフリーという言葉はユニバーサルデザインに吸収されました。

最初は、ユニバーサルとは「万人が等しく使える」デザインという意味であると云われました。しかし、より正確には「それぞれの人々がそれぞれに使えるデザイン」であると解釈されるようになりました。

ユニバーサルという言葉はユニバース(宇宙)から派生した言葉です。宇宙では森羅万象が生起します。宇宙は、普遍的、かつ、共通的に安定しているのではなくて、変化し分化し続ける千差万別の世界です。従って、厳密に言えば「万人が等しく使える」デザインなどは存在し得ないのです。

このようにして、ユニバーサルデザインの概念は拡がりました。デザインの世界でユニバーサルデザインの存在感は高まりました。当初は身体障害者向けのデザインというマイナーな意味であったのが、メジャーな存在になりつつあります。ユニバーサルデザインの流れは、デザイン界で傍流から本流になったのです。
(以上)


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【2006/09/03 11:19】 | デザインする | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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