FC2ブログ
つららは三寒四温が作る宝石
                    氷柱-01P 01t

つららは漢字で氷柱と書きます。意味は分かりますが、漢字では「つらら」の感覚は伝わりません。ここが大和言葉と漢語との違いなのでしょう。漢語はもともと外国語ですから、大和言葉に込められた感情が抜けてしまうのです。

つららは極寒の地では見ることは出来ないと言われます。と言いますのは、つららが産まれるには、寒さと暖かさが交互にくり返される条件が必要だからです。雪が溶けて、水がしたたり、それが凍るという過程を繰返して、つららは生まれ、育ちます。

日本の冬は、三寒四温と言うように、寒い中でも気温は小刻みに上下します。冬でも気温が一本調子で下がらないのです。それは多分、日本近海に暖流が流れているからでしょう。冬の寒気は、暖流との相互作用の結果なのでしょう。

冬になると、北国では軒下に長いつららが今にも落ちそうに垂れ下がっているのを見かけることがあります。屋根の雪は昼間に太陽の陽や部屋の暖房で温められて水になり、つららを伝わって滴り落ちます。昼間つららに付着した水は、夜に冷えて固形の「つらら」を太らせます。

昼になると、つららは太陽の光を受けてキラキラと輝きます。木々は葉を落とし、田畑は雪に覆われて、山々は黒々と沈黙し、全てがシーンと静まりかえった風景の中で、「つらら」だけは尖った先端を地表に向けて、何本もの細身の体を揃えて、目の上の高さに輝いています。

つららは三寒四温が作った宝石の贈り物です。
(以上)
スポンサーサイト



【2012/02/11 22:31】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<北半球への大型寒波の襲来に思う | ホーム | 鳩の求愛>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://wakowphoto.blog61.fc2.com/tb.php/487-f043dc5d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |