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田のある風景は変わる
     1.伊豆天城-03Dq
     写真1 伊豆天城にて
                                 2.安曇野-02P 95r
                                 写真2 長野県安曇野にて
          3.水田-08P 99t
          写真3 福島県浜通りにて

田のある風景は、日本人にとって心なごむ光景です。梅雨の晴れ間に、田植えを終えたばかりの田んぼを見ると心が落ち着きます。水を引いた田んぼ満面に早苗が一斉に元気よく背伸びしている田園風景は、すがすがしいものです。
(写真1 伊豆天城にて)

梅雨(つゆ)は田植えの季節です。山間部の田には早めに水を張ります。雪解け水を太陽に当てて温めるためです。梅雨の頃は、山間部では未だ田んぼの水は冷たいですが、それでも短い苗は元気よく背伸びをしています。
(写真2 長野県安曇野にて)

水を引くので斜面を水平を維持するため田んぼは色々な形をします。四角形の田んぼが延々と広がる光景よりも、段差のある田んぼが複雑な形をして並ぶのは風情があります。
(写真3 福島県浜通りにて)

水を引いた田で乙女らが一列に並んで稲の苗を植えている風景は、昔の農村で見られた典型的な田植え風景でした。今は、高齢の農夫が一人、耕耘機を運転して田植えをしています。

水田は、日本人の主食の米を作る場所ですが、同時に人間の住む住環境を維持する働きもします。水田は、豪雨による土砂の流出を防ぎ、周辺に湿潤な空気を漲らせ、目に優しい風景を作ります。早苗を植える乙女らは消えて耕耘機に代わっても、瑞穂の国の風景は、まだ農村のあちこちに残っています。

しかし、減反政策が行われて休耕田が増えるようになると、田のある農村風景にも変化が生じます。山間部の田んぼは、山林に降った雨が地面の傾斜に沿って自然に流下する優れた灌漑を持つ田んぼですが、生産性が低いと言われて真っ先に休耕田になります。

米価を維持するだけの減反政策は、農民を救うという理由で、農村風景を破壊していくのです。
(以上)
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【2011/05/22 13:36】 | デザインする | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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