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虹は幸福の知らせと言う
                    いわき市の虹-02P 99t

 「虹は幸福の知らせ」と言われていて、昔から縁起の良いものでした。

宗教哲学者の中沢新一氏の著書「虹の理論」によれば、中世の日本では虹が立った場所に、市(いち)を建てると栄えるとの風習があったと言います。虹は天と地を結びつける力があり、虹は天のエネルギーを地に注ぐ現象だと考えたのです。

虹を物理学的に説明すれば、雨などの水分が球状になったところへ太陽光線が入って屈折と反射を繰り返して、太陽光が持つ七色を分解して見せる現象のことです。

虹は夕方の太陽の高度が比較的低くなったとき、雨上がりの空に出現します。夕立上がりに、ふと夕日と反対側の空を見上げると鮮やかな虹を見つけることがあります。

虹は何故美しいのか? 
それは、七色が連続的に変化するグラデーションの所為です。虹の七色が夫々相互に関係なく並んでいては、単なる色彩の散乱に終わり、見ていて気分の落ち着かないものになるでしょう。グラデーションの存在が、人々の心に調和のなごみを与えるのです。

中沢新一氏は、「虹が太陽光線と水蒸気のつくりだす光学現象に過ぎないと説明するのは、時間の本質を説明するのに、時計のこまごまとした機械的な説明をするようなものである」と言っています。

時間の哲学的意義を論じているとき、時計の仕組みを説明しても無意味であるのは当然です。虹は何故美しいかを論じているとき、太陽光線の屈折と反射を説明しても無意味なのも当然です。

写真は福島県のある街で、暗い空をバックにして出現した鮮やかな虹です。虹の立った位置に、その後に市(いち)が建ったかは知りませんが、鮮やかな虹を見た後は、気分が和むのは本当です。幸福な気持ちになりました。
(以上)
 
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【2011/05/03 16:50】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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