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色は威嚇し誘惑する
                     自由が丘看板-08D 1101qt
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色彩感覚は民族により異なります。熱帯地方の人々は原色を好み、太陽光の少ない北欧の人々は淡いモノトーンを好み、四季がほぼ均等の長さで穏やかに気温が変化する日本の人々は、中間色を好みます。

人々が住む自然の環境と人々の色彩感覚との間には、一定の法則があるようですが、それはあくまでも生得的な色彩感覚であり、民族でも個人でも学習することで第一次的な色彩感覚を変えることもあります。

フランス革命を題材にした絵画「民衆を導く自由の女神」で有名なウジェーヌ・ドラクロワは、若い頃北アフリカを旅して、そこで見た強烈な原色の風景に打たれ、その後描いた絵画で印象派の画家達に大きな影響を与えました。

若くしてパリに学んだ画家岡本太郎は、帰国後、縄文時代の土器の芸術性に触発されて、それまでの日本芸術にはない強烈な色彩を駆使した絵画を描きました。中間色を好む日本人の意識の基層に潜むもう一つの色彩感覚を掘り起こしたのでしょう。

写真は、街中で見かけた二階建ての家の外観です。原色を塗り分けた誠に無骨な外観ですが、この家が道行く人々の注目を引くことは間違いありません。

昆虫や両棲類は、時々派手な原色で他の動物を威嚇します。それは弱さを隠すものですが、その原色で逆に利用すべき他の動物を誘惑する場合もあります。

この建物は威嚇しているのでしょうか、誘惑しているのでしょうか、見る人々にお任せいたします。
(以上)
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【2011/02/06 15:28】 | 芸術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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