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秋の太陽は銀杏に泊る
   1.上野公園-07D 1012q
             2.谷中墓地-18D 1012qt
                            3.銀杏並木-08D 05qtc

秋になると、太陽は光を和らげて街に明るさが失われていきますが、一つだけ逆に明るくなる場所があります。葉が緑色から黄色に変る銀杏の木が立ち並ぶ街路です。緑や青に比べて黄色は明るい色です。

黄色は太陽の色です。国旗の日の丸では太陽は赤色で描かれますが、普通の絵画では太陽を描く時は黄色です。

例えば、ゴッホの「種まく人」では、背景に大きな黄色い太陽が描かれています。ゴッホは、あの有名な「ひまわり」を描いて、「太陽、光、黄色、なんと美しいのだろう」と言いました。

木々に惜しみなくエネルギーを与えた夏の太陽は、秋にはその光を惜しみなく銀杏に降り注ぎます。恰も、秋になると太陽は銀杏の木に泊まって一休みしているかのようです。お陰で銀杏が黄葉すると、周辺は明るくなります。

秋深くなると銀杏の黄色い葉は地面に落ちます。銀杏落葉のことを黄落とも言いますが、黄落は、暗い地面を明るくします。太陽の光は黄色い落葉の上に直接注ぎます。

上田敏の名訳で知られるポ-ル・ヴェルレーヌの詩「落葉」では、秋の日はうらぶれた悲しみに満ちていると詠っていますが、銀杏落葉には、悲しみよりも輝くような喜びがあります。
(以上)
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【2010/12/10 10:20】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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