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 「行動展」に招かれて
1.柿色の季節(堀 研)qt
写真1 柿色の季節(堀 研)
                              2.Cat's Eye(伊藤信義)qr
                              写真2 Cat's Eye(伊藤信義)
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写真3 幹(坂根 巧)
                              4.形状10-8(藤墳博一)qt
                              写真4 形状10-8(藤墳博一)
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写真5 おれは生きている(池田茂雄)
                              6.国立新美術館-02D 0802q
                              写真6 国立新美術館

秋は芸術の季節です。毎年秋になると上野の美術館に絵画や陶芸や工芸を鑑賞しに行っていた時代がありましたが、最近は途絶えていました。しかし、中学時代の友人から出展したので観に来ないかと誘われて、第65回「行動展」の鑑賞に行きました。「行動展」も初めてですが、展示場の国立新美術館に入るのも初めてでした。

「行動展」は行動美術協会が主宰しています。行動美術協会は敗戦の年(昭和20年)に創設された歴史のある団体で、「二科展」を主宰している二科会と同じく、、在野の画家達が参加して誕生しました。従って、「行動展」も「二科展」も、政府が主導している日本美術展覧会(日展)とは別に開催されています。

先ず、建物の国立新美術館ですが、これは黒川紀章の設計になるもので、ガラス張りの曲線を多用した明るくモダンな美術館です。ただ、海外のナショナル・ギャラリーは、美術館自らが多数の美術品を所蔵していて、研究員などの多様な専門スタッフが働いているのですが、この国立新美術館はそれらがなく、展示場の場所貸しをする美術館です。(写真6)

「行動展」の第一印象は、見慣れた写真展に比べて全ての絵画作品が余りにも大きいことです。これは「行動展」に限らず、「日展」や「二科展」も同じです。数多い出展作品を狭い展示場に展示するので、鑑賞する人にとって大きすぎるのは却って不便です。

出展者が大画面の絵画を描くのは、誤魔化しのない描写力を示すためか、ヴォリュームで迫力を出すためか、門外漢の私には分かりませんが、壁画を描くわけではないので、また、作品の多くは本来は個人が室内で鑑賞するためですから、出展作品の大きさに制限を加えたらよいと思いました。

大きな絵画を間近で鑑賞すると、具象画の場合は近すぎて観にくく感じましたが、抽象画は余り気になりませんでした。抽象画の鑑賞は画面の大きさに余り左右されないためかも知れません。

そんな訳で、抽象的な絵画を中心に鑑賞し、中でも気に入った作品を発見しましたので掲示致します。

写真1 柿色の季節(堀 研)
写真2 Cat's Eye(伊藤信義)
写真3 幹(坂根 巧) 
写真4 形状10-8(藤墳博一)
写真5 おれは生きている(池田茂雄)

柿色の季節(写真1)とCat's Eye(写真2)は題名が内容と一致しているので、それに沿ったイメージを広げることが出来ます。

幹(写真3)と形状10-8(写真4)は、赤の色彩と繰返す形状で、溢れ出る生命力を表現したように感じました。それと対称的なのは、おれは生きている(写真5)でして、原色を複雑な形状で包み込んだところは、人間の呻吟と苦悩を表現しているようです。
(以上)
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【2010/09/18 16:36】 | 芸術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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