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美を創る方法に限界がある
科学は真理を探究することが課題です。自然科学は論理と修辞と実験を用いて真理へ迫ります。実験することが難しい社会科学でも論理と修辞を用いて真理に迫ります。

芸術は感動を探求することが課題です。芸術においても、論理と修辞と実験を重ねて作品を創作していると人は言います。

西洋音楽では数学的な手法を用いますし、西洋絵画は遠近法や黄金分割など理論的な手法を用います。セザンヌに至っては絵画を幾何学的に分析し造形理論を編み出しました。西洋芸術は論理と修辞と実験を用いること、自然科学のようです。

嘗て、東洋史の泰斗、内藤湖南氏はエッセイ集「涙珠睡珠」の中で次のように述べていました。
「詩人は眞理を発明し、理學者は真理を論證す。想像の力は無限なり、推理の力は涯あり。」

詩人を芸術家に、理学者を科学者に置き換えてみると、芸術家の創造力は無限であり、科学者の分析・推理力には限界があると言うことです。

内藤湖南氏に言わせれば、西洋芸術が自然科学のような手法で進んでいくと、いずれ限界に突き当たると言うことです。

そう言えば、19世紀と20世紀の西洋芸術を比べると、音楽でも絵画でもわくわくさせる作品が次第に少なくなっていることに気付きます。
(以上)
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【2010/08/08 09:19】 | 芸術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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