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写真芸術はグローバリズムの先達か
文化とは民族の個性の表現です。絵画、音楽、文学などに民族的な夫々の個性があり尊重されてきました。

しかし、東西の文化が邂逅し、相互に融合が進んでいくと、嘗ての民族固有の文化の姿は変貌し、その境界線は曖昧になります。

経済のグローバリズムは効率を挙げますが、文化のグローバリズムは均質化をもたらします。均質化というと言い過ぎですが、外見は非常に似てきます。

世界は分化し分裂して発展してきた、即ち種が多様化して進化してきたと言うのに、グローバリズムはその進化に逆行するもののようです。

絵画では抽象画を見ると民族固有の形式を放棄して世界的に比べると似てきます。
音楽でも民族音楽固有の音階は残っていも形式は西洋音楽に合わされていきます。
文学でも使う文字は違いますが表現様式が、例えば俳句と短詞形というように似てきます。

それに対して写真では民族的個性という捉え方は聞きません。写真家の個人またはグループの個性は主張されますが、写真は民族とか国家という個性とは無縁の芸術です。

その理由として、写真は歴史が浅いこともありますが、写真機という道具が同じ機能で一斉に世界に普及したからだとも云えます。民族とか国家とかを越えて、いきなりグロ-バリズムで出発したのが写真芸術でした。
(以上)
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【2010/02/08 12:34】 | 写真論 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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