タイ バンコック市内路上にて 1971 マレーシア ペナン街中にて 1979 インド デリー郊外の農村にて 1979 パキスタン カラチから地方都市への途中 1979 バンコック チャオプラヤ川にて 1980 タイ ダノワンサドワック水上マーケット 1980 写真を趣味とする人々の余得は、過去の記憶を正確に思い出せることです。年老いて懐かしい昔の場所を訪問することは出来ますが、尋ねてみても大抵は大きく変貌していて、昔の記憶は取り戻せません。
過去の写真を整理していましたら、30年余り前、仕事でアジア各地を旅したときに興味にまかせてに撮ったスナップ写真が出てきました。当時は写真撮影の基礎も知らずに撮った写真ですから、出来具合はよくありませんが、記憶の回想には役立ちます。
観光地での写真よりも、街中や農村でふと出会った現地の人々の日常生活を撮った写真が特に印象に残ります。発展途上国では庶民の生活も急速に変わっていきますから、30年も経ちますと、今、そこを尋ねても当時の姿はありません。
炎天下に街行く物売り、ゆっくり走るタクシー代わりの三輪車、満載した積荷の上に少年を乗せた牛車、傾ぐほど荷物を積んだトラック、濁った川水を生活用水に使う人々、縦横に発達した水路が市場となる水上マーケトなど、そして、それらの場面に連なる光景が次から次へと現れてきます。
当時は、人々は物質的に貧しかったかも知れませんが、表情は穏やかであり、行動ものんびりしたものでした。写真を見ていると時間がゆっくり流れているのが見えるようです。
今回は私の個人的な写真回想録でした。 (以上)
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