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デジカメは選択眼を退化させる
旅は写真を撮る意欲を刺激します。見慣れたものは写す気になりませんが、目新しいものに遭遇すると、好奇心だけでシャッターを切ります。それでは良い写真が撮れる保証はありませんが、とにかく旅に出ると多くの写真を撮ることになります。

そうは言っても銀塩カメラの時代は、フィルム代が嵩むのでシャッターを切るときは対象を選び、構図も決めて慎重に撮影しました。現実の情景を見ながら一生懸命に選択眼を働かせていました。

しかし、今やデジカメの時代です。フィルム代を気にせず撮りたいだけ撮れます。旅では目新しいものが次から次へと現れるので、手当たり次第撮影するようになりました。

そして撮影を終えて自宅で整理するとき、余りの駄作の氾濫で何を残すべきか困ることが屡々です。撮りこぼすまいとして余分に撮影した写真の数々は、選択眼の退化の結果なのです。

退化した選択眼では、帰宅してからも、どの写真を残すか決められなくて当然です。逆に、現実を前にして真剣に選択しなかったが故に、見落とした情景がある筈です。しかし、帰宅してからでは、それこそ取り返しが出来ません。

こうして、銀塩カメラからデジカメへのカメラの進化は、撮影技術の退化をもたらしています。
(以上)
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【2008/08/06 11:21】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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