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函館の教会建築
雪景色-16P 01hr
写真1

       教会建物-26P 98c(聖ハリストス正教会)
       写真2

              雪の教会-02P 01hr(聖ハリストス正教会)
              写真3

                         教会建物-12P 99tc(カトリック元町教会)
                         写真4

                         教会夜景-01P 98c(カトリック元町教会)
                         写真5

                                教会建物-16P 98c(聖ヨハネ教会)
                              写真6

                                      教会建物-11P 00c(聖ヨハネ教会)
                                      写真7

日本でのキリスト教の布教活動は戦国時代から続けられていましたが、鎖国政策で認められず、まして布教のための教会建設は不可能でした。しかし、明治の開国と同時にキリスト教各派は一斉に日本進出を図り、各地に教会や関連教育施設を建て始めます。

先ず、横浜にカトリックが聖心教会(1862)、長崎に大浦天主堂(1865)を建設しました。次いで、プロテスタントは、札幌バンド、横浜バンド、熊本バンドという団体を作り、日本基督教会、日本組合基督教会、日本聖公会、日本メソヂスト教会などを結成して各地で教会建設を始めます。

ほぼ時を同じくして、ロシア正教会も日本布教に乗出し、函館領事館付き修道司祭を派遣し、暫くして東京神田に壮大なニコライ堂(1891)を建築しました。

日本全国の中で教会建築の数の多さが目立つのは、開国の先陣を切った函館、横浜、長崎であり、中でもキリスト教各宗派が競って教会を建てたのは函館でした。それも函館市の一廓に集中しているため、教会団地を形成しています。(写真1)

日本の社寺の建築は宗派によってその様式が異なったり、時代によって変わったりしません。しかし、キリスト教会の建築様式は、伝播した国や民族により異なったり、時代により変わります。中世まではゴティック様式に統一されていましたが、近代に入るとその様式はアールデコからモダニズムまで広がりを持ちます。

函館に進出したキリスト教の各派は、教会を夫々の建築様式で建てています。函館山の麓で、個性のある各宗派の教会がデザインを競っているようです。お陰で今ではそれらの教会群が函館の観光地になっています。

函館でその容姿の優雅さで人気があるのはロシア正教の聖ハリストス正教会です。タマネギ型の塔を幾つも備え、ロシア・ビザンチン様式の教会は白と緑のツートン・カラーで鮮やかです。(写真2、3)

カトリック元町教会は最初にフランスの宣教師が建てましたが、消失して再建されたのが尖塔のあるゴシック様式の教会です。重厚な造りのライトアップが美しいカトリックの教会です。(写真4、5)

聖ヨハネ教会は、イギリスの宣教師によって建てられ、これも消失後、建替えられたものです。日本聖公会に所属するプロテスタントの教会で、上空から見ると十字架の形になるモダンなデザインの教会です。(写真6、7)

函館山へのロープウエイから見下ろすと、狭い地域に仲良く立ち並んでいます。キリスト教の集団進出に脅威を感じた仏教界では、東本願寺が近くに立派な函館別院を建立しています。奇しくも、この地は宗教建築を見学する観光客には最適の土地となりました。
(以上)
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【2008/01/12 13:15】 | デザインする | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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