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雲は魔術師
バンコク夕焼け-01P 78c
夕方の入道雲

               雲-01P 93c
               山岳地方に現れる釣鐘雲の変形

                      雲-09P 96c
                      夕焼け空の鰯雲

                              雲-12P 02c
                              上空から見た地表を流れる雲


見ていて厭きないものに、水の流れと雲の動きがあります。多くの画家達は、風景のなかで水や雲を描くことに心血を注ぎました。雲は水が気化したものですから、両者は融通無碍という点で性質は似ています。変化して止まない水と雲は、画家達を惹き付けたのでしょう。

写真家にとっても水と雲は興味尽きない対象です。風景写真では、地上では水、天空では雲が入ると画面は生き生きとします。水と雲は、その色彩と動きで写真家の心を捉えます。太陽の光で、水と雲は七色の変化を遂げ、風の力で、水面は波打ち雲は飛んで形を変えます。

水の変化は地上という二次元の世界での変化です。しかし雲の変化は空中という三次元の世界で生じます。雲は下からも上からも見ることが出来ます。そして季節を顕す雲、気象を予告する雲、朝夕の太陽に映える雲など、変化の種類は多彩です。

水と雲との動きで違うところは、水の動きは繰り返しますが、雲は二度と同じ動きをしないことです。写真はよく射撃に喩えられます。瞬時に仕事が完了する射撃のような写真撮影は、魔術師の雲を捉えるのに最適です。

地上で撮るべきものが見つからない時は、空を見上げてみましょう。思わぬ被写体が待っていることがあります。
(以上)
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【2007/08/14 07:57】 | 写真論 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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