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人間が神になる国 日本
1.東郷神社-04D 1811qr
写真1 東郷神社

2.乃木神社-02D 1811qc
写真2 乃木神社

キリスト教やイスラム教の一神教では、神は人間を支配し、人間は神の許しを求めるという関係が絶対的なものです。一神教の世界では、人間が神様になることなど、とんでもないことです。しかし、多神教の日本では、古来、人間は神様の仲間入りをしてきました。

日本の神話では、自然神(太陽)を人格神(天照大神)とし、天照大神は皇室の祖神(皇祖神)であるとしています。そして神話では神と天皇の境界線は曖昧になっています。人間が神になる素地は、この辺にあるのかも知れません。

菅原道真は死後、天神様になりました。讒訴で左遷された道真が死後に祟りをもたらすと恐れた政敵達は、道真の怨念を鎮めるために京都に天神社を設けて道真を祭りました。菅原道真は政敵によって死後、神様にされたのです。

しかし、生前から自らを神にしようとする者も現れます。豊臣秀吉は死後、豊国大明神となり、京都に豊国神社を建てました。徳川家康も東照大権現となり、日光に東照宮を建てました。彼らは生前から死んだら神になることを求めていました。その外にも日本の歴史上、人が死後に神になった例は幾つもあります。

日本人だけでなく外国人も日本では神様になれます。江戸時代に盛んになった七福神巡りの神様の一柱、布袋様(ほていさま)は唐の時代の中国の僧侶で、後に仙人になった人です。

戦前の一時期、軍国主義者は天皇陛下を現人神(あらひとがみ)と云って神様にしましたが、戦後は人間宣言で天皇は人間に戻り、日本民族を象徴することなりました。歴史を振り返ってみても、天皇陛下が自ら神と名乗った天皇は有史以来ひとかたも居られませんで、有史以来、天皇は人間天皇であったのです。

貴族政治の時代、天皇は貴族の権力闘争に巻き込まれたことはありますが、闘争の当事者になったことは希でした。源平以来の武家政治の時代になって、政治的実権を武士階級が握るようになってからは、天皇が行う政治行為は、征夷大将軍のような官職を与えるだけで、政治的権力闘争から超越していました。

西洋でも、日本と同じように皇室と同じ王室は存続しますし、君臨すれども統治しない君主がいる国はあります。しかし西欧の君主は国を超えて屡々入れ替わりましたから、その国の民族の長(おさ)というわけではありません。しかし、日本では創国以来万世一系の君主は日本民族の長(おさ)なのです。天皇は神様ではありませんが、日本民族にとって神様以上の存在なのです。

仏教国日本では人は死ねば皆仏(ほとけ)になります。中には神様になって神社に祀られる人もいます。戦国時代には天下と統一した武将達は豊国神社(豊臣秀吉)や日光東照宮(徳川家康)に祀られました。明治時代には日露戦争でロシアの支配から日本を護った軍人達は東郷神社(東郷平八郎)、乃木神社(乃木希典)に祀られました。もし太平洋戦争に勝利してアメリカの支配から日本を護っていれば、山本神社(山五十六)や東条神社(東条英機)が建立されたかも知れません。

八百万の神々が全土で平和共存している日本では、人が死んで神になっても不思議ではないのです。

写真1は東郷神社、写真2は乃木神社です。
(以上)
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【2018/11/21 12:56】 | 文明 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
暗い谷間でもみじは輝く
1.芝公園:もみじ谷-07D 1612q

2.芝公園:もみじ谷-17D 1612q

2.芝公園:もみじ谷-17D 1612q

4.芝公園:もみじ谷-11D 1612q

5.芝公園:もみじ谷-26D 1612q

鬱蒼と茂る芝公園のもみじ谷
太陽の光は谷間の奥まで届かない

しかし、小さな谷の流れはキラキラと光り
谷間の紅葉は僅かな木漏れ日に映えて
うす暗い林の中で明るく輝く

秋のもみじは静かに輝く

(以上)
【2018/11/11 20:25】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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