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登山電車は省エネ技術の元祖だった
1.箱根登山ケーブルカー-02D 0703q

1973年に石油輸出国機構(OPEC)が石油価格を大幅に引き上げたときは世界経済は大混乱に陥りました。中東石油に依存していた日本は油断大敵でして、政府は大慌てて産油国詣でに奔走し、庶民は生活物資の買い占めに走りました。

石油ショックでエネルギー資源が大切なことを思い知らされて、改めて地球上のエネルギー資源を並べてみますと、木材、石炭、石油、天然ガスなど、すべて太陽からの熱と光りが造り出したものと分かります。人間は太陽からの贈り物を使うだけで、自ら新しいエネルギーそのものを創造することは出来ないのだと知るのです。

人間の手で産み出したエネルギーと言えるのは、核分裂で発生させる熱エネルギーだけです。その核分裂エネルギーも、原子力発電所の将来性に疑義を持たれている現在、人類は未だ自前のエネルギーを安全に確保いていないのです。将来、核融合で発生するエネルギー開発に成功すれば、人類は太陽を我が物にしたと自慢できるのですが、今のところ、その見通しは立っていません。

そこで、エネルギー資源に関して人間に出来る事と言えば、太陽から与えられたエネルギー資源を無駄なく使うこと、無駄を出したらそれを回収して再利用すること位です。そのような分野で、省エネルギーの技術を開発することは大事なことで、既に色々な工夫と発明が為されています。

例えば、平地を走る電車は、減速するとき電気ブレーキを使って運動エネルギーを電力に変換して回収しています。これを回収ブレーキと言うのですが、今急速に普及している電気自動車でも同じく回収ブレーキが使われています。回収ブレーキの利点は、エネルギーの面だけでなく、摩擦による部品のロスを少なくする働きもあります。

エネルギーの無駄を省くという意味では、揚水発電所があります。これは電力エネルギーの場合は、需要(消費)と供給(発電)とは同時に同量であることが求められますが、原子力発電所は、その需給の変化に合わせて発電量を調節することが難しい発電所です。

夜間には電力需要は低下するので、過剰となった原子力発電所の電力を使って、水力発電所の水をダム下の貯水池からダム上の貯水池へ汲み上げておくのです。無駄になる電力を位置のエネルギーに変換して貯蔵しておくのです。

そう言えば、もっと単純なもので登山ケーブルカー(鋼索鉄道)があります。上り下りの車両を一本のワイヤーロープで繋いで、交互に山の斜面を上下しています。登る車両は下る車両の重力を利用して登ります。下る車両の重力を無駄にせず、登る車両が再利用しているわけです。登山ケーブルカーは、車両に動力を積まないので推進効率がよく、それも省エネになります。
(写真)

揚水発電所では水が上下する、登山ケーブルカーでは車両が上下するので似ているのですが、前者が位置のエネルギーであり、後者は慣性のエネルギーですから、原理は違うのです。しかし共に優れた省エネ技術です。
(以上)
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【2018/02/21 17:49】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
皇居前の地植えの盆栽
写真1
1.皇居前広場(皇居外苑)-66D 1712qt

写真2
2.皇居前広場(皇居外苑)-100D 1712qr

写真3
3.皇居前広場(皇居外苑)-73D 1712qr

写真4
4.皇居前広場(皇居外苑)-93D 1712qt

写真5
5.皇居前広場(皇居外苑)-101D 1712q

写真6
6.皇居前広場(皇居外苑)-96D 1712q

写真7
7.皇居前広場(皇居外苑)-97D 1712q

盆栽は、平安時代に唐から盆景として日本に伝えられたと言います。鎌倉時代には高級な趣味として武士階級に普及しましたが、江戸時代になると庶民の間で植物園芸が盛んになり、世界でもトップクラスの園芸大国になりましたから、盆栽も高級な園芸の一つとして広く町民の間で愛好されました。

その伝統は今日まで引き継がれていて、盆栽は日本固有の園芸として世界に広く知られています。盆栽は外国でも「ボンサイ」と呼ばれています。

嘗て、江戸城の前には江戸湾の海水が迫っており、浜辺には松林があったでしょう。現在の皇居前広場には沢山のクロマツが姿形美しく並んでいますが、この松林は皇居の東方近くが海浜だったイメージを喚起するものかも知れません。

このクロマツ林は、昭和15(1940年)に紀元(皇紀)2600年祭を祝って植林されたものだそうです。植えてから80年弱年の年月を経て、今では程よい背丈の、立派な黒松林になています。

しかし、クロマツの背丈も伸びましたが、皇居の東側のオフィス街のビル群は、それ以上に背丈を伸ばしました。高層ビルが超高層ビルになって聳えると、クロマツ林の後ろに屏風が立てられたように見えます。
(写真1)

目を細めて眺めていると、突然、屏風のような超高層ビル群が積み木細工のように小さく見えてきました。すると手前の松林のクロマツが樹形の美しい盆栽のように見えてきました。

盆栽と言えば、樹木を鉢植えにして、自然の風景の美を小さな鉢に凝縮させて楽しむ園芸ですが、さしずめ、皇居前の広場のクロマツは地植えの盆栽なのです。
(写真2、3、4、5、6、7)
(以上)
【2018/02/10 20:44】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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