FC2ブログ
芝公園にあるモミジ谷
1.芝公園:もみじ谷-06D 1612q
写真1
2.芝公園:もみじ谷-02D 1612q
写真2
3.芝公園:もみじ谷-11D 1612q
写真3
4.芝公園:もみじ谷-18D 1612q
写真4
5.芝公園:もみじ谷-36D 1612q
写真5
6.芝公園:もみじ谷-26D 1612q
写真6
7.芝公園:もみじ谷-29D 1612q
写真7

晩秋になるとモミジ狩りに郊外に出かける人は多いですが、都心の芝公園に小さいながら立派なモミジの渓谷があることを知る人は意外に少ないです。

場所は芝公園の北端、東京タワーの台地が崖となって落ちるところに、小さな地下水の流れが露出して谷川となり、崖の斜面に何本ものモミジの木が枝を伸ばしています。

手すりのある崖の路を降りていくと、眼下に樹間から僅かに谷川がキラキラ光るのが見えて、その水面からの光の反射で、モミジの葉は明るい赤に見えました。
(写真1)

ここは常緑樹も茂る崖の、やや薄暗い場所ですから、モミジの紅葉は尚更鮮やかに見えるのです。黒い幹の樹木を背景にして、モミジの紅葉を眺めると赤い葉は引き立って見えます。
(写真2、3)

ミニ渓谷に覆い被さるようにモミジの枝が伸びて、流れの左右に小岩を配した水面に紅葉がその色を映しています。流れの岸辺はモミジの枯れ葉で埋まり、紅葉の季節も盛りを過ぎようとしているようです。
(写真4、5)

まるで箱庭のようなモミジの渓谷を出ると、そこは広場となっていて、ベンチが三つ並んでいましたので、ここが公園だと分かる仕組みになっているのです。振り返ると、一本の大きなモミジが、赤い葉をいっぱいに広げて見送ってくれていました。
(写真6、7)
(以上)

スポンサーサイト



【2016/12/23 21:10】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
モミジ散る朝の庭
初夏に野山を赤く染めるツツジは、燃え上がる情熱を感じさせますが、晩秋に野山を赤く染めるモミジは、燃え尽きる情念の深さを感じさせます。

初冬に入り、時雨に打たれて、木枯らしに吹かれると、情念が燃え尽きたかのようにモミジはその赤い葉を一斉に落とします。。

木枯らしが吹いた翌朝、庭一面にモミジの葉が散っていました。頭上を見上げると、梢の先には明るい秋の青空がありました。

明るくなった庭に目をやると、離れの住まいの前の刈り込まれた植木の上には、散ったモミジの葉が載っていました。初冬の濃緑の植木は赤いアクセントを付けて引き立ちます。離れの窓枠は水色ですから、庭の景色は緑色、水色、赤色の三色の柄模様になっていました。
1.奥庭(石庭):もみじ落ち葉-13D 1611q

2.奥庭(石庭):もみじ落ち葉-14D 1611q

藁葺き屋根の主屋へ通じる敷石の小道は、モミジの厚い落ち葉で埋まっています。一夜で主屋への道に赤い絨毯が敷かれました。
3.奥庭(石庭)-08D 1611qr

セレブになった気持ちでモミジの赤絨毯の上を歩みます。じかに赤絨毯を踏むのを憚り、踏み石を拾いながら進みます。しかし、やがて踏み石にも赤絨毯が敷かれて、行き悩みます。
4.奥庭(石庭):もみじ落ち葉-02D 1611q

そこで立ち止まり、モミジの落ち葉に埋まる敷石を眺めます。敷石は赤い刺繍で縁取りされており、刺繍は敷石の上にも施されています。モミジ葉にすっぽりと隠れてしまった敷石の上を歩くのは憚られ、暫しその美しさに見とれます。
5.奥庭(石庭):もみじ落ち葉-05D 1611q

6.奥庭(石庭):もみじ落ち葉-06D 1611q

7.奥庭(石庭):もみじ落ち葉-04D 1611q

このように地上に散り敷いた紅葉は美しいのですが、モミジの葉がくるくる舞いながら散る姿は、ひときわ悲しみを覚えるようです。

モミジが散るその様子を良寛は俳句に詠みました。
「うらを見せ おもてを見せて 散るもみじ」と。
その心は、自分は、いいところも、わるいところも、かくさずに見せて死ぬのだと言う意味だそうです。

表と裏を隠さずに落ちたモミジの葉は、地面で混ざり合って、赤い絨毯に濃淡の陰影をつけて、美しさは一層深みを増しました。
8.奥庭(石庭):もみじ落ち葉-10D 1611q

9.奥庭(石庭):もみじ落ち葉-08D 1611q

ここに掲げた写真は、武蔵野の面影を色濃く残す「顧想園(こそうえん)」の朝の風景です。
顧想園は、東京は東久留米市柳窪にあり、園内には、藁葺き屋根の主屋、離れ、土蔵、薬医門、中雀門など、国の登録有形文化財に登録された建造物があります。
(以上)
【2016/12/02 18:14】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |