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河津桜 早咲きで永咲き
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桜前線とは桜の開花予想日を結んだ線のことですが、南北に長い日本列島では九州から北海道まで春から初夏にかけて桜前線は北上します。九州から関東までの太平洋側では、黒潮の影響を受けるためか、ほぼ同時期の3月下旬に桜前線は一斉に訪れます。

しかし、その桜前線とは関係なく、日本列島で一番早く咲く桜が伊豆半島にあります。それは南伊豆の河津川の両岸に咲く河津桜です。河津桜は、梅が咲き始める1月下旬頃に開花し、3月初旬頃まで咲き続けます。

河津桜の歴史は意外と新しく、戦後になって南伊豆の河津川の河原で偶然その原木が発見され、発見者が河津川の岸辺に植えたのが始まりと言われています。早咲きのピンクの桜ということで河津桜が有名になると、河津川の両岸に次々と河津桜が植えられて、今では河津川の河口付近から約3キロの長さの桜並木になっています。早咲きで永咲きの河津桜は、菜の花の咲く時期と重なり、河津川両岸は桃色と黄色のアンサンブルで彩られます。(写真1)

河津桜は、寒緋桜(かんひざくら)と大島桜とが自然交配したものです。寒緋桜は、緋寒桜(ひかんざくら)とも呼ばれますが、花びらは寒緋桜の濃いピンク色を受け継いで鮮やかです。染井吉野のように一斉に咲いて一斉に散る桜ではなく、満開の期間も八重桜のように長く続きます。
(写真2)

伊豆半島の河川はどこも鮎釣りが盛んですが、中でも河津川は天然鮎の遡上が多いことで有名です。天城連山を水源とする河津川の川幅は狭いですが、鮎が好む清流です。その清流から目を上げて岸辺を見ると、ピンク色の桜の花が帯状に長く伸びていて、その背後には南伊豆の緩やかな丘陵が連なります。毎年2月初旬から3月初旬にかけて開催される河津桜祭りには、河津川の土手は観光客で大いに賑わいます。(写真3、4)
(以上)
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【2013/03/18 19:10】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
早春を告げる花 サンシュユ
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今年の冬は例年になく寒い日が続き、梅の咲くのが遅れています。しかし、サンシュユの花は、今年も既に沢山咲いています。

サンシュユの木は、梅と早咲きを競うかのように、寒々とした公園にいち早く色を添えてくれる木です。梅の花は赤や白なので遠くから直ぐ気付きますが、サシュユは地味な黄色い小花なので目立ちません。しかし、冬の風が当たらない木蔭では一斉に花を付けて明るく静かに咲いています。(写真1)

近付いてみると、サンシュユの木は小枝の先に幾つもの花冠を着けてポショポショと遠慮がちに咲いていますが、この黄色い小さな花々は生命力の強い花で、梅より早く咲いて遅くまで咲き続けます。(写真2)

サンシュユが中国から渡来したのは江戸時代中期とのことで、薬用の木として輸入され、当時幕府の薬草園であった小石川植物園に植えられました。秋になると赤い実を結び、その実の果肉を乾燥して山茱萸(さんしゅゆ)という漢方の生薬となります。ものの本によりますと効用は万能薬のようです。

宮崎県の民謡に稗搗節(ひえつきぶし)がありますが、その歌は「庭のさんしゅの木・・・」で始まります。淡い黄色の寂しげなサンシュユの花は、哀調を帯びた稗搗節のメロディに良く合うと思っていましたら、歌の中の木は山椒(さんしょ)の木であって山茱萸(さんしゅゆ)の木でないと言われました。

稗搗節は、平家の落人の鶴富姫が討伐に来た那須与一の弟と恋に落ち、別れを惜しんだときの悲恋伝説を歌ったものです。鳴る鈴を掛けるなら山椒より山茱萸の方が歌の内容にマッチすると思うのですが、この物語は源平時代であり、山茱萸が渡来したのは江戸時代ですから辻褄が合わなくなります。

それにしてもサンシュユの木は、薬用として渡来しながら観賞用としても愛でられる、早春の公園にはなくてはならないものです。
(以上)
  

   
【2013/03/12 10:33】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
黒猫は魅力的
                       猫-03P 91

黒猫は、日本では人気者ですが、欧米では不吉なものと思われています。西欧で黒猫が嫌われるのは、キリスト教社会では黒猫は魔女の使いとの伝説があるからです。魔女信仰のない日本では、黒猫は幸運を呼ぶ「福猫」と言われています。

黒猫に限りませんが、古代エジプトでは猫は神様になっています。古代エジプトでは、船に積んだ食料の穀物を食い荒らす鼠を退治するため、船に猫を乗せたのです。猫は船の守り神となり、遂に神様に祭られました。全身真っ黒な黒猫は、鼠に見えないので、優秀な守り神でしたでしょう。

黒猫といえば40数年前(1969)に流行った童謡「黒猫のタンゴ」を思い出します。可愛い皆川おさむちゃんが軽快なタンゴのリズムで可愛い黒猫を歌ったレコードは空前のヒットとなりました。

この歌は、イタリア人が作詞、作曲したのですが、1969年イタリアの童謡コンテストでも3位に入賞しているそうです。黒猫を不吉とする西欧でもイタリア人は最も黒猫を忌み嫌う国民だと言われていますが、本当は黒猫が好きなのでしょう。

日本ではクロネコヤマトの宅急便が黒猫をトレ-ドマークとしています。運送トラックには子猫をくわえて歩く黒い親猫が描かれています。「ねこっ可愛がり」という言葉があるように、猫は本当に子供を可愛がります。このトレードマークには、お客さんの荷物は、このように大切に運ぶという意味が込められています。

友人の家で二階から夕焼け空を見ていましたら、ふと黒い影が眼下の瓦屋根を通り過ぎりました。よく見ると黒猫が一匹私を見詰めていました。カメラを取りに部屋に入って窓辺に戻ってきても、何かをねだるような風情で黒猫は同じ場所に立っていました。写真はその一枚です。
(以上)
【2013/03/03 16:56】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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