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街角の張紙芸術 コラージュと言えるか
                       1.貼り紙-05D 1104qc
                       写真1
                       2.貼り紙-07D 1104qc
                       写真2
                       3.貼り紙-10D 1104qc
                       写真3
                      4.オペラシティビルからの眺望-05D 1201qr
                      写真4
新聞や布きれ、その他の印刷物、壁紙の一部、プリンント写真などを「切り貼り」することによって作られる近代的アートを「コラージュ」と言います。コラージュとはフランス語で「糊づけ」の意味です。

コラージュという芸術は、表現方法ではなく制作手法のことですから、貼り付ける物は立体的な物まで含まれます。従って、コラージュは絵画と彫刻の境界を消滅させたと言われます。

山下清は「ちぎり紙細工」から「貼り絵」画家になりましたが、山下清の貼り絵は制作手法としてはコラージュですが、世間ではコラージュとは言いません。と言うことは、コラージュは「貼り絵」ではないので具象を描くのは難しく、表現する内容は抽象的内容になるからからです。

コラージュで表現する中身は千差万別で何でも有りに見えますが、貼り付けられたものの部分と部分の構成に意味を持たせて、全体としての構図に感動や興味を感じさせるのがコラージュ作品なので、何でも有りとは参りません。

そう言えば抽象画に「コンポジション」という名前をつけた絵がありますが、これらは具象の形態のエッセンスだけ取り出して見せると言う手法で、より強い感動を与えました。コラージュの表現方法をいち早く実践したのはキュビスム時代のパブロ・ピカソやジョルジュ・ブラックであったと言うのは頷けます。

正直言って、抽象画が分かり難いように、コラージュも鑑賞の仕方が難しいです。コラージュ作品を見て風景画や美人画のように一瞥して引き入れられることはありません。美術館でコラージュを見て一体全体何を表現しようとしているのか首をかしげながら眺めることが多いです。

コラージュに対する私の理解はその程度ですから、ふと街角で目にした落書きのコラージュは、子供還りするカオスの好きな大人達の遊び心と見て写真に撮りました。(写真1、2、3)

そしてふと思ったのです。新宿のオペラシティ・ビルの高層階から俯瞰した東京の街は見事なコラージュ作品ではないかと。(写真4)
(以上)
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【2012/02/24 21:22】 | 芸術 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
北半球への大型寒波の襲来に思う
        雪景色:車窓-02P 99qt
                  角館-23P 98q
                            角館-45P 99q

今年の北半球の冬は、いずこも異常に強い寒波の襲来で、降雪や氷結などで生活も産業も大混乱です。

日本海側の各地もまれに見る大雪で、平成18年の豪雪に並ぶと言われています。欧州ではベルリン市内の川に流氷が溢れて砕氷船まで出動したとか、温暖なイタリア中部でも珍しく大雪が降ったとか、世界各地で寒波の被害が伝えられています。

この異常気象の原因は、温暖化で北極海の氷が溶けて海面の面積が広がり、そのため寒気団の流れが変り、北半球に大量の寒波を送り込んでいるとの説明がありましたが、本当のところは分かりません。

写真は秋田の雪風景です。野も街も庭も雪で埋まっています。

数年前上映されたアメリカのパニック映画「デイ・アフター・トゥモロー」では地球温暖化により南極の氷が溶けてニューヨークに津波が襲い、その後急に気温が下がって都市が氷結するという非現実的な内容でしたが、このストーリーは「温暖化が続けば、寒冷化を招く」ということです。

時は1万年位前、所は日本海のことですが、その頃から冬になると日本列島の日本海側に大量の雪が降り始まりました。

その原因は、地球の温暖化で大洋の海面が上昇し、暖流の一部が分流となって対馬海峡を通って日本海に流れ込むようになり、日本海の海面が暖かくなったことにあります。

毎冬渡来するシベリア寒風は、この暖かい日本海の表面と接触して大量の水蒸気を発生させ、それが日本列島の山脈に突き当たり、大量の雪を降らせたのです。

今回の寒波襲来の原因や経過は明らかではありませんが、温暖化が冬を寒くして大雪を降らす現象は1万年前の日本列島で既に起きていました。

温暖化の結果、寒波が襲来しても少しも驚きません。皮肉な現象ですが、自然は人間の知恵をあざ笑っているようです。
(以上)
【2012/02/17 18:03】 | 風景 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
つららは三寒四温が作る宝石
                    氷柱-01P 01t

つららは漢字で氷柱と書きます。意味は分かりますが、漢字では「つらら」の感覚は伝わりません。ここが大和言葉と漢語との違いなのでしょう。漢語はもともと外国語ですから、大和言葉に込められた感情が抜けてしまうのです。

つららは極寒の地では見ることは出来ないと言われます。と言いますのは、つららが産まれるには、寒さと暖かさが交互にくり返される条件が必要だからです。雪が溶けて、水がしたたり、それが凍るという過程を繰返して、つららは生まれ、育ちます。

日本の冬は、三寒四温と言うように、寒い中でも気温は小刻みに上下します。冬でも気温が一本調子で下がらないのです。それは多分、日本近海に暖流が流れているからでしょう。冬の寒気は、暖流との相互作用の結果なのでしょう。

冬になると、北国では軒下に長いつららが今にも落ちそうに垂れ下がっているのを見かけることがあります。屋根の雪は昼間に太陽の陽や部屋の暖房で温められて水になり、つららを伝わって滴り落ちます。昼間つららに付着した水は、夜に冷えて固形の「つらら」を太らせます。

昼になると、つららは太陽の光を受けてキラキラと輝きます。木々は葉を落とし、田畑は雪に覆われて、山々は黒々と沈黙し、全てがシーンと静まりかえった風景の中で、「つらら」だけは尖った先端を地表に向けて、何本もの細身の体を揃えて、目の上の高さに輝いています。

つららは三寒四温が作った宝石の贈り物です。
(以上)
【2012/02/11 22:31】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
鳩の求愛
                    1.鳩-01Pqt
                    写真1
                       2.鳩-03P 86qt
                       写真2
鳩は雀とともに人間の生活圏に住み込んだ身近な鳥です。優れた帰巣本能を持つ鳩は、伝書鳩として飼育されますし、何よりも平和の象徴として愛される鳥です。

人の話によりますと、鳩は求愛に関しては不器用だとのことです。先ず、鳴き声が美しくありません。
「ぐるぐるポー、ぐるぐるポー」と聞こえる愛の呼びかけは、恥ずかしくて口ごもっているようです。
鶯の鳴き声のようなメロディとリズムがありません。

求愛する丹頂鶴は優雅なダンスを踊りますが、鳩の雄は求愛のとき雌の周りを頭を下げてグルグル回るだけで、その姿は不器用です。
折角立派な鳩胸を持っているのですから、胸を張って雌に迫れば良いものをと、歯がゆくなります。

雄が雌のために籠のような巣を造り、その巣に熱心に雌を誘い込む場面をテレビで見たことがあります。
人間の世界を連想して、寅さんではありませんが「男はつらいよ」と言いたくなりました。
しかし、鳩は横着な鳥で巣作りには熱心でありません。嘗て我が家に住み着いた野鳩は、雄がベランダの植木鉢の中に僅かな藁を引き込んだだけで、雌が卵を産んで雛を育てていました。

歌声もダンスも巣作りも駄目な鳩でも、いざその時になると素晴らしいキッスシーンを見せてくれることがあります。雄と雌の姿態から愛情の深さが分かります。(写真1)

さらには、雄鳩は人に恋することもあります。一羽の野鳩は女性像の胸に飛びつくのを見たとき、羨ましいなと思いました。(写真2)
(以上)
【2012/02/05 21:23】 | 発見する | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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